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2024.02.26

ドコモの5G商用ネットワークに、新たな組み合わせの「OREX Packages」を導入します

ドコモは2024年に、ドコモの5G商用ネットワークへ、新たな組み合わせの「OREX Packages」を導入します。

ドコモはこれまで、世界中の通信ネットワークの効率的で自由な構築の実現をめざし、真のオープンRANを推進してきました。その第一歩として、2023年9月にドコモの5G商用ネットワークへ、富士通株式会社の基地局ソフトウェア、 Wind Riverのクラウド仮想化基盤、 NVIDIAのアクセラレータ、インテルのプロセッサを採用した汎用サーバを組み合わせた「OREX Packages」を導入し、運用してきました。そして今回新たに、日本電気株式会社の基地局ソフトウェア、Amazon Web Services (AWS)およびレッドハット株式会社のクラウド仮想化基盤、Qualcomm Technologies, Inc.のQualcomm® X100 5G RANアクセラレーターカード、Hewlett Packard Enterprise (HPE)およびデル・テクノロジーズ株式会社の汎用サーバの組み合わせを導入します。これらの製品はいずれもOREX Partnersによって提供され、ドコモがインテグレーションを行います。

これらの真のオープンRANの実現に向けた取り組みは、OREX Partnersと海外通信事業者の双方にメリットをもたらします。OREX Partnersにとってのメリットは、自社が得意とする機器の開発に注力し、その分野において貢献することで、ビジネス機会を広げられることです。今回の組み合わせにおける各製品の特徴は、以下の通りです。

日本電気株式会社
  • 商用運用実績のある5G装置をベースとし、O-RAN準拠、キャリアグレード品質、
    および高い省電力性能を実現するクラウドネイティブな仮想化基地局ソフトウェア(CU/DU)
Amazon Web Services (AWS)
  • オープン RAN のエコシステムを実現するコンテナプラットフォーム
レッドハット株式会社
  • オープン RAN のエコシステムを実現するマルチ/ハイブリッドクラウドコンテナプラットフォーム
Qualcomm Technologies, Inc.
  • 高性能、低遅延、省電力のPCIeインラインアクセラレータカード(Qualcomm® X100 5G RANアクセラレーターカード)
  • 標準COTSサーバにシームレスに接続し、遅延精度が高く、多くの計算量を必要とする5GベースバンドL1機能(変復調、ビームフォーミング、チャネルコーディング、大容量展開に必要なM-MIMO計算など)からCPUをオフロードするように設計されている
Hewlett Packard Enterprise (HPE)
  • キャリアグレードで、5G基地局に必要とされる収容効率・電力効率を実現する、業界初のOpen RANワークロード最適化サーバ
デル・テクノロジーズ株式会社
  • 業界初のTCO最適化された、奥行きが短くO-RANやvRANの展開に最適なNEBS認証の堅牢なサーバー

海外通信事業者にとってのメリットは、ベンダロックインの解消により多様な選択肢の中からニーズにあった最適な製品を選択し柔軟な無線アクセスネットワークが構築できること、また新規ベンダの参入機会が広がることにより基地局市場が活性化され、コスト低減に繋がることです。

ドコモは今後もOREX Partnersとの連携を強化し「OREX Packages」の組み合わせを拡充することで、各社の強みを最大限に活かしたコストパフォーマンスの高い基地局を提供し、これまで以上に多くのお客様のご要望に応えていきます。

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