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2024.02.19

AT&T、Verizon、Jioと連携し、米国NTIAの助成金を受けてオープンRANの展開を加速します

2024年2月12日にドコモはAT&T、Verizonが主導し、Reliance Jioと設立したコンソーシアムのACCoRD (Acceleration of Compatibility and Commercialization for Open RAN Deployments) プロジェクト(以下、プロジェクト)を通じて、米国商務省電気通信情報局(National Telecommunications and Information Administration、以下 NTIA)からオープンRAN(Radio Access Network)の検証に関する助成金が授与されました。米国におけるオープンRANの大規模展開に力添えできることを光栄に思います。

今回の助成金は、2022年のCHIPS and Science Act によって設立された15億ドルの助成金プログラムであるInnovation Fundの一部です。


授賞式における安部田エバンジェリストと、米国政府およびオペレータ代表者※1

総額4230万ドルの助成金を受けたこのコンソーシアムとプロジェクトのサプライヤーは、海外通信事業者、米国の大学、日本、米国、インド、欧州の大手既存ベンダ、中小ベンダを含むグローバルなエコシステムを形成しています。


授賞式におけるパネルセッションの様子

ドコモは、LTE時代から複数ベンダの基地局を相互接続して全国に展開してきました。また、O-RAN ALLIANCEを設立メンバの一員として立ち上げ、世界で初めてオープンRANで5G商用サービスを大規模展開するなど、オープンRANの活動を先導してきました。このような経験を基に、コンソーシアムに貢献していきます。

オープンRANは、モバイルネットワークにこれまでにないソリューションなどが導入しやすくなり、新たなサプライヤーエコシステムが作られていきます。このことは、モバイル業界として多様なニーズへの対応とトラヒックの増加に継続的に対応するために不可欠であると考えています。

現在、オープンRANに関する標準化、製品/ソリューション開発、試験/商用展開については、かつてないレベルで目にします。グローバルにスケールしていく可能性を目の当たりにして、私たちはワクワクしています。
同時に、マルチベンダによるネットワークの構築は、世界中の多くのオペレータやベンダにとって新しいものであり、商用レベルのパフォーマンス/品質を保証するためのテストの取り組みは、オープンRANの展開に向けた主要なハードルであることも認識しております。
この点において、オープンRANの検証を支援するという本助成金は非常に歓迎できるものです。また、世界中のオペレータにオープンRANを提供するOREXの考えとも一致しています。

今後、ドコモはコンソーシアムの一員として、従来型無線と大規模MIMOタイプ無線の両方のオープンフロントホールインターフェースやオープンX2/Xnインターフェースなど、既存の大手ベンダと中小ベンダとの相互運用の実現にむけて連携し、オープンRANの大規模な展開を加速させます。

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