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2026.03.09

OREX SAI、KCCTech、Palo Alto Networks、シンガポールにおける商用展開可能なOpen RANソリューションの提供に向けた協業開始

展示会ブース前に並ぶOREX SAIとKCCTech、Palo Alto Networksスタッフの集合写真

株式会社OREX SAIは、ネットワークの現地インテグレーション、構築、運用を専門とする KCCTech、ならびにグローバルなサイバーセキュリティ企業である Palo Alto Networks と、シンガポールにおいてセキュアで商用展開可能なOpen RANソリューションを提供するための協業を開始します。

背景と目的

Open RAN は、技術検証や初期導入を通じて着実に進展してきました。一方で、多くの通信事業者にとって、実験的な環境から商用ネットワークへの移行には、運用の容易さ、セキュリティの確保、既存ネットワークとの統合や拡張性といった課題が残されています。

こうした課題に対し、3社は実際の商用環境を踏まえ構築や運用の要件に焦点を当て、Open RANを実用的かつ再現性のあるソリューションとしてより一層進化させ商用提供することを目指します。

検証の重点領域/スコープ

本協業では、Open RANの商用導入に向けた準備状況を、以下の観点から検証します。

  • 既存ネットワーク(ブラウンフィールド)環境への導入適合性
    既存のモバイルネットワーク環境にOpen RANをインテグレーションし、サービス継続性と運用安定性を維持できるかについて検証
  • IT と整合したクラウドネイティブ運用
    「OREX Packages」およびそのオーケストレーション機能が、通信事業者のIT環境(自動化、サービス管理連携など)と容易に統合できるかについて検証
  • Open RANにおけるセキュリティ・バイ・デザイン
    Palo Alto Networks と連携し、ゼロトラストの考え方に基づいたセキュリティ設計と運用手法をOpen RAN環境に組み込むことで、キャリアグレードのセキュリティ要件を満たすことを検証
  • 商用提供に向けたデリバリー再現性
    KCCTech の現地構築、インテグレーション、24 時間監視に関する知見を活かし、商用ネットワークに適したスケーラブルな導入およびライフサイクル運用について検証

ターゲット市場

シンガポールは、高度な通信インフラと高い信頼性・セキュリティ要件を備えた市場であり、本取り組みにおける重要なリファレンスマーケットと位置づけられています。本協業を通じて得られる導入や運用の知見は、将来的にシンガポールのみならず、他のグローバル市場におけるOpen RANプロジェクトにも活用されることが期待されます。

幹部コメント

OREX SAI CTO 安部田貞行:
「私たちは、KCCTech およびPalo Alto Networksとの協業を通じて、Open RANの導入・運用において、商用モバイルネットワークに求められる信頼性・セキュリティ・運用効率を更に強化していきます。本取り組みは、Open RAN が通信事業者にとって現実的かつ実用的な選択肢であることを実証する、重要な一歩となります。」

KCCTech Managing Partner, Hakan Kavlak:
「Open RAN はラボ検証や初期導入を通じてすでに商用品質のレベルにまで成熟してきていますが、通信事業者にとっては、既存の商用ネットワーク(ブラウンフィールド)にいかに統合するかが未だ課題となっています。OREX SAIのアーキテクチャとPalo Alto Networksの高度なセキュリティ、そしてKCCTechが提供する24時間365日のネットワークオペレーションセンター(NOC)と地域に根差した導入・運用ノウハウを組み合わせることで、私たちはシンガポールをはじめとする地域の通信事業者に対し、リスクを抑えたフルマネージド型のOpen RANを提供していきます。」

Palo Alto Networks, Vice President of GTM Shared Services, Michelle Saw:
「Open RAN のアーキテクチャが進化する中で、セキュリティはもはや後から追加するものではなく、最初から前提として組み込むべき要素になっています。私たちは、OREX SAIおよびKCCTechとの協業を通じて、アジアの通信エコシステムに向けた「セキュリティ・バイ・デザイン」のアプローチを提供できることを誇りに思います。高度なセキュリティ対策やゼロトラストの考え方をRANの設計そのものに組み込むことで、柔軟性や自動化を備えるだけでなく、AIの活用によって高度化・大規模化するサイバー攻撃にも耐えうる、強靭な次世代モバイルネットワークの実現を目指します。」

今後の展望

本取り組みを通じて、3社は商用環境において実践可能な、セキュアで再現性のあるOpen RAN導入・運用モデルの確立を目指します。シンガポールでの検証を通じて得られる運用知見と実証データをもとに、信頼性・セキュリティ・拡張性を重視する多様な市場において、Open RANのさらなる普及を支えていきます。

本件に関する
お問い合わせ先

株式会社OREX SAI 広報担当

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