株式会社OREX SAI (以下「OREX SAI」)とGlobe Telecom, Inc. (以下「Globe」)は、本日、フィリピン共和国(以下「フィリピン」)におけるOpen RANの実証実験を共同で実施するためのパートナーシップを締結したことを発表いたします。
本実証実験は、総務省の「令和6年度 フィリピンにおける Open RAN のフィールドトライアル実施に向けた実証の請負」に選定され実施するものです。日本は、複数のベンダーの機器やシステム間の相互接続を可能にするオープンな無線アクセスネットワークであるOpen RANの展開を積極的に支援している国の一つです。Open RANでは、多様なサプライヤーがネットワークのイノベーションや最適化に関与することができ、より柔軟で拡張性があり、またコスト効率の良い無線アクセスネットワークが構築できることを期待されています。
本実証実験を通じて、GlobeはOpen RANのパフォーマンスや導入可能性の評価と既存ネットワークへの統合プロセスの検証を行う予定です。また、これによりGlobe社の今後ネットワーク展開においてOpen RANが果たしうる役割についての知見収集を行います。
Globeのシニア・バイス・プレジデントでサービス企画およびエンジニアリング責任者であるJoel Agustin氏は、「デジタルシフトの加速に伴い、お客様の通信への需要は絶えず高まっております。Globeはイノベーションリーダーとして、他の技術先進国でも採用されているOpen RANの可能性を探るための大きな一歩を踏み出そうとしています。」と、述べています。
同氏は、実証実験を通じて、Open RANに関する国際的な議論に寄与し、実証実験から得た有益な知見を将来のネットワーク展開やインフラ計画に関する今後の意思決定に役立てたいとも話しています。
またOREX SAIのCTO兼NTTドコモのChief Open RAN Strategistの安部田貞行は、「弊社はこれまで、東南アジアのさまざまな国やお客様とOpen RANの検証を進めて参りました。今回、フィリピンを代表するモバイルオペレーターであるGlobeと協業することになり大変光栄に思います。Open RANによる高度かつオープンな通信ソリューションを提供することで、フィリピンの人々や地域社会の進化するニーズに応えていきます」と伝えています。
当パートナーシップによる取り組みは、革新的なネットワークソリューションの可能性を広げる重要な第一歩となります。本コラボレーションを通じて、両社はGlobeの更なるのネットワークの発展に向け、Open RANの技術の評価と探求を続けてまいります。
株式会社OREX SAI
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