インドネシアのデジタルインフラ企業であるPT Solusi Sinergi Digital, Tbk (以下、「SURGE」。インドネシア証券取引所の銘柄コード:WIFI.JK) と、株式会社NTTドコモ(以下、「ドコモ」)と日本電気株式会社(以下、「NEC」)の合弁会社であり、Open RANソリューションを提供する株式会社OREX SAI (以下、「OREX SAI」) は、インドネシアにおける通信環境改善に向けた協業を検討するための覚書 (以下、「MOU」) を締結しました。
「SURGE-OREX SAI Affordable Internet Disruptive Program」という名称で締結されたこのパートナーシップは、Open RAN技術を活用した革新的な5G固定無線アクセス (以下、「5G FWA」) ソリューションをインドネシアの数百万世帯に提供することを目的としています。
インドネシアにおける固定ブロードバンド普及率はASEAN地域で最も低く、手頃な価格で信頼性の高いインターネット接続において大きな課題に直面しています。SURGE社とOREX SAIは、この提携を通じて、十分なサービスが提供されていない地域での通信基盤を拡大し、最大4,000万世帯に高速インターネットアクセスを提供することをめざし議論を開始します。
本MOUにおける主な目的は、以下の3点になります。
今回のOREX SAIとの協業は、デジタルインクルージョンのビジョン実現に向けた大きな一歩となります。SURGE社のインフラに関する現地の専門知識とOREX SAIの革新的な技術を組み合わせることで、インドネシアのデジタル・デバイドを埋めるための手頃で拡張性のあるソリューションを構築することをめざしていきます。
このパートナーシップは、最先端のOpen RAN技術を活用して、通信基盤を拡大し、DXを推進するという当社の取り組みを促進するものであり、インドネシアにおける通信インフラの課題解決に向けてSURGE社と提携できることを光栄に思います。
2025年内に実地試験とプレ商用検証を実施予定です。
本MOUは、デジタル化による経済成長というインドネシアにおける政策に沿った戦略的提携を意図しており、OREX SAIとSURGE社は、両社の強みを生かすことで、インドネシアにおいて革新的なソリューションを提供が可能となるように協議を進めていきます。