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2022.02.28

海外通信キャリアが遠隔から5GオープンRANによる
仮想化基地局の検証環境を利用できる
「シェアドオープンラボ」を提供開始
~自前の検証環境の構築が不要となり、
仮想化基地局の導入前コストの削減に寄与する~

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、海外通信キャリアに最適なオープンRANを提供する「5GオープンRANエコシステム」(以下、OREC)において、海外通信キャリアが海外にいながら、 仮想化基地局(以下、vRAN)の検証を行うことができる「シェアドオープンラボ」(以下、本オープンラボ)を、2022年2月28日(月)から提供開始します。
これは、ドコモが2021年10月に横須賀のドコモR&Dセンタにて構築したvRANの検証環境を海外通信キャリアに公開するものです。

ドコモは、長年オープンRANを推進し、2020年3月に世界で初めて全国規模でオープンRANにて5Gサービスを開始しました。現在の5G基地局数は10,000局を超え、1,000万以上の契約者が利用しています。この着実に積み重ねたノウハウを活用し、ORECにおいてパートナーが持つ強みを最大限に発揮し、お互いの強みを融合させることで、オープンRANの普及につながる柔軟で拡張性が高いvRANの2022年度内での商用化をめざすとともに、海外通信キャリアへの提供に向けた取組みをORECパートナー13社※と推進しています。

通信キャリアが新たに基地局を選定する際には、基地局ベンダーの持つ研究施設(ラボ)、または通信信キャリアが自前で構築したラボにおいて、基地局の機能や性能を確認することが一般的です。
本オープンラボを活用することで、遠隔からvRANの検証が可能となり、基地局ベンダーのラボに訪問することや、自前でラボを構築する必要がなく、基地局導入前に機能や性能を確認することができます。
これにより、これまで新たに基地局を導入する前にかかっていたラボの構築や移動にかかるコストを低減できることが期待されています。

ドコモは、本オープンラボを活用し海外通信キャリアも含む幅広いステークホルダーとの連携をさらに深め、多様化するニーズに柔軟かつ迅速に応えられるオープンネットワーク、特にオープンRANやvRANの早期普及に向けて、技術やノウハウの確立に貢献してまいります。

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